マンション投資の詐欺的な営業に注意を!

近年、マンション投資が流行っています。ローンでマンションの一室を買い、それを貸して家賃を稼ぎ家賃からローンを返済して行く、というビジネスで専門の業者もいます。このビジネスでは「借り手募集、家賃徴収、物件管理は全てお引き受けします。大家さんは何もしなくて結構です。ただ業務委託料として家賃の5%を頂きます」という事が多いです。こういう話を聞くと誰しも「楽でいいけど、もし借り手が付かなかったらどうするの?」という疑問を持ちますが業者は「うちの物件は立地が良いので大丈夫です」とか「家賃保証システムがあるから大丈夫です」と言ってきます。中には手持ち資金が0円でも全額をローンで賄えますから大丈夫です、と言う業者もいるようです。近年は公的年金だけでは老後の生活資金が不安だという方が多くそういった方達をターゲットにしているビジネスと言えます。

こういったマンション投資は本当にうまくいくのでしょうか?
結論から言いますと「うまくいかない」事が多いのです。うまくいかない大きな理由は「借り手が付かない」事です。
家賃保証システムで業者は家賃相当額を振り込んできますが少し経つと「家賃を下げましょう」と言ってきます。
それでも借り手が付かないと「リフォームをして物件価値を上げましょう」と言って来ます。リフォームは相当な費用が掛かり、それまでの利益が全て消えてしまいます。するとローン返済が滞り最悪の場合、強制売却されてしまうケースもあるのです。売却金額は購入額より低いのでローンだけが残るという悲惨な結果になってしまいます。仮に何とか借り手が付いたとしても最初の契約で一定年数が経過したら指定業者によるリフォームを行う事、と明記されている事が多く、そのリフォームで、それまでの利益を全部持って行かれてしまいます。そして築年数が経てば経つほど家賃相場は下がり借り手もいなくなります。仮に借り手がうまく付いた場合でも10年で元を取るのは非常に難しいというのが
実態なのです。

業者は「物件購入」「毎月の管理費用」「リフォーム」の3つで儲けており特に物件購入では大きな利益が出ます。ですので「手持ち資金が0円でも大丈夫」と言ったりしますが手持ち資金が0円の場合、ローンの審査を通るかどうかは難しい所です。
業者は自分達が利益を得る為に活動しているのです。そして全てを人任せにしてうまく行くほど不動産投資は甘い物では無いのです。マンション投資への勧誘、それ自体は詐欺とは言えませんが業者は「都合の悪い事は言わない」ので
多少、詐欺的とは言えるでしょう。
デザイナーズ賃貸のような人気物件の投資でも必ず儲かる、などということはありません。くれぐれも甘い言葉にはご注意下さい。